はじめに
こんにちは、1977年生まれのみゃん太です。2025年からFIRE生活を始めました。(正確には現在はまだ有休消化中です)
FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略で、経済的に自立し、早期に引退することを目指すライフスタイルのことです。
今回は、私がFIREを目指すようになったきっかけや、その決意に至るまでの背景をお話ししたいと思います。
資産運用との出会いとFIREへの興味
それでは始めに、私と「FIRE」との出会いについてお話しします。
私は以前から資産運用に興味があり、少しずつ実践していました。
そんな中、ある日偶然FIREについて解説している動画に出会いました。そしてその動画で紹介されていた「自分の時間を大切にする生き方」に衝撃を受けたのを今でも覚えています。ただ、当時は「自分には無理だろう、そんな事が実現できるのはごく一部の優秀な人達だろう」と、どこか他人事のように感じていました。しかし、後にそれが自分にも手が届く可能性のある選択肢だと気付くことになります。
就職氷河期世代としての苦労
ところで、私が就職活動を行ったのは、いわゆる「就職氷河期」と呼ばれる時期でした。当時は新卒採用が非常に厳しい状況で、何度面接を受けても不採用ばかり。次第に心が折れ、就職活動を一時中止することになりました。その後、大学卒業後もなかなか動き出す事ができず、焦りと不安の日々が続きました。
そんな状況を打破したのが、派遣社員として働き始めたことです。派遣社員の仕事は、当初は理想とかけ離れたものでしたが、「まずは行動しよう」と考え応募しました。その選択が功を奏し、後に正社員として登用してもらえるというチャンスに恵まれました。
そうして正社員になってからは、これまでの遅れを取り戻すべく、全力で仕事に取り組みました。しかし、その結果として仕事が生活の中心となり、自分の時間はどんどん削られていきました。仕事で結果を出し、上からの評価も得ましたが、そうしてキャリアを重ねていくと残業や責任の重さは更に増していきました。心身ともに疲れ果てていたはずなのですが、もはやその生活が当たり前になりすぎて疑問すら感じない状態だったのだと思います。
ふとした瞬間に思い出した「自分の時間」の大切さ
そんな私に転機が訪れたのは、休日にパソコン内のデータ整理をしていたときの事でした。以前使用していたパソコンから移行したデータが入ったフォルダがあったのですが、その中に大量のミュージックファイルが入っていたのです。懐かしく思い、そこに入っていた曲を聴きながら作業をしていました。すると、ある頃の曲から、曲を聴いてもその当時の思い出や感情が蘇らないことに気付きました。それ以前の曲は、曲を聴くだけでその時の出来事や感情が蘇るのに、ここ10年ほどの曲ではそれがほとんどないのです。
それほど深く考えるまでもなく、原因は「仕事に追われるだけの生活」が最近の自分の人生の大半を占めていたことであると気付きました。何か、10年ほど時が止まってしまっていたかのような空虚な気持ちになりました。そして、「このまま仕事だけで人生を終えていいのか?」という疑問が頭をよぎりました。これが、私にとってFIREを現実の目標として再び考え直すきっかけになったのです。
FIREに向けた準備の始まり
それ以降、FIREについて積極的に情報を集めるようになりました。その中で、必要な資産額やそのための方法を学びました。FIREを実現するには投資によって資産を育てる事が必要でした。それまで私はFIREを意識していたわけではないのですが、運の良い事に以前から投資自体は実践していたこともあり、FIREに必要な資産形成について学び始めると、それは夢物語ではなく、具体的な計画と努力で実現可能な目標だと分かりました。
それからは、収入と支出を見直し、無駄を減らしながら、投資や節約に力を入れてFIREの実現に向けて動き始めました。
新たな日常と皆さんへのメッセージ
以上が、私がFIREを目指す事になった経緯です。
このブログでは、私がFIREを目指す過程や、実際にFIRE生活を始めてからの体験談をお話ししていきたいと思っています。これからFIREを目指す人にとって、参考になる情報や共感してもらえるエピソードを共有できればと思っています。
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