FIRE達成後、退職に伴い健康保険の切り替え手続きを進めました。退職後の健康保険については、国民健康保険に切り替えるか、これまでの健康保険を任意継続するかの選択肢があります。私の場合、どちらが得になるのか事前に調べたうえで判断しました。
任意継続とは?
任意継続とは、退職後も最大2年間、退職前に加入していた健康保険を継続できる制度です。退職後20日以内に申請する必要があり、保険料は全額自己負担となりますが、現役時と同じ医療給付を受けられる点がメリットです。国民健康保険との比較では、保険料の計算方法が異なるため、どちらが得になるかは個人の状況によります。
任意継続と国民健康保険の比較
任意継続の保険料は、退職時の標準報酬月額をもとに計算され、上限が設定されている場合もあります。一方、国民健康保険の保険料は前年の所得に基づいて決まり、所得が大幅に減少した場合は負担が軽くなる可能性があります。私の場合、元の保険組合の保険料額の上限にかからないため、その差は非常にわずかでしたが、任意継続の方がわずかに安かったため、そちらを選択しました。一年後に再び切り替え手続きが必要になると思いますが、わずかでも確実に得になりますので、面倒くさがらずにやることにしました。
2022年から可能になった途中脱退
2022年1月以降、任意継続は途中脱退が可能になりました。これにより、1年目は任意継続を選び、2年目以降に国民健康保険に切り替えるといった柔軟な対応ができます。任意継続の場合、2年目も退職前の収入で保険料額が計算されてしましいます。FIREを達成された方は収入が減るとおもいますので、2年目は国民健康保険の方が有利になる場合がほとんどだと思います。途中で切り替えるのが得策です。
私の手続き体験
実際に任意継続の手続きを進めました。支払い方法は銀行振込か郵便局での自動引き落としが選べました。私の場合、銀行はひと月ごとの都度振り込みが必要だったため、少し面倒に感じました。しかし、郵貯の口座を持っていなかったため仕方なく都度振り込みを選びました。それでも今はネットバンクで手続きを簡単に済ませることができるので、いちいち銀行に足を運ぶ必要が無いのは助かりますね。初回分は早速振り込みを終えました。書面で金額を確認し、1年間の保険料を把握したことで、FIRE後の予算管理もしやすくなりました。
また、先日手続きをしていた国民年金への切り替えも完了していました。免除申請をするかどうかはもう少し考えるとして、あと大きな金額が必要になるのは住民税くらいですかね。FIRE後の生活が少しずつ整っていく実感があります。

まとめ
退職後の健康保険は、任意継続と国民健康保険のどちらが得かを事前に確認することが重要です。特に、2022年からは任意継続の途中脱退が可能になったため、柔軟な選択ができます。私のように、まずは任意継続を選びつつ、状況に応じて国民健康保険へ切り替える方法もあります。FIRE生活をスムーズに進めるためにも、計画的な選択が大切です。