今後のFIRE生活のために、とりあえずこのひと月を振り返る
2月は株式市場の状況がやや不安定だったため、投資の部分については若干のマイナスになりました。ただ臨時収入もあり、資産の収支は若干のプラスになりました。長期的な視点で投資を続ける中で、こうした不安定な局面にどのように対応していくかが重要だと改めて実感しました。
株式市場の動向と投資の状況
まず、投資の状況ですが、株や投資信託、ETFは少しマイナスになりました。特に株式市場は2月の始めと終わりに大きく下がり、特に2月末には日経平均株価は一時37,000円を下回りました。この背景には、トランプ大統領の政策の不透明感や、日本銀行の利上げによる円高が影響していると考えられています。
アメリカの市場でも同様に不安定な状況が続いており、特にトランプ大統領の発言によって市場が大きく動く場面が何度もありました。とにかく今、彼の一挙手一投足が注目され、それによって市場が振り回されているという印象を受けます。
金(ゴールド)の堅調な動き
そんな中、金(ゴールド)は安定した値上がりを見せました。今年に入り、2ヶ月続けて上昇をしています。市場が不安定になると、安全な資産としての金の価値が注目されることが多く、今回もその傾向が顕著でした。金はインフレ対策やリスクヘッジとしても有効な資産であり、ポートフォリオに組み入れることで全体の安定性を高める効果が期待できます。
今年に限らずとも、特にこの数年は、金をポートフォリオに入れておいて良かったなと改めて感じるとともに、今後の資産運用においてどのように活用するかを考えていきたいと思います。
生活費と支出の管理
支出の面では、2月には歯医者の定期検診などの医療費が発生しましたが、計画していた範囲内で収まりました。特に大きな出費もなく、無理のない支出管理ができた点は良かったと思います。FIRE生活を送る上では、日々の支出をうまくコントロールしながら、資産を守っていくことが重要です。一定期間ごとに合計支出を確認し、途中経過で計画と大きくずれていないよう注意しています。
しかし、物価の上昇はやはり気にはなる点ですね。食費がじわじわと増えている印象があります。リタイア前よりも一層気になるようになりました。必要なものと不要なものをしっかりと区別するようにしたいですね。
個別株の動向と投資の考え方
個別株の動きにも注目しています。2月は日米共に市場平均は下げました。新NISAなどでよく言われる、S&P500やオルカンの積み立て投資のみをしている方なら、2月は単純に資産が目減りをしたことになります。しかし、個別銘柄に目を向けると、市場全体が下がる中でも、少しずつ上昇する銘柄がありました。昨年までの市場全体の上げ基調の中では、上がるでも下がるでもなく、ある意味低迷をしていたと言えますが、今年に入ってじわじわと値を上げてきており、ポジティブな要素になっています。
購入には至らなかったものの、昨年「この銘柄は面白いかもしれない」と思っていた銘柄も今年に入り値を上げていて、「あの株を買っておけばよかった」と思うこともありますが、投資では完璧なタイミングを狙うことは難しいものです。そのような多少の後悔も楽しみながら、現在は、現金の余裕を確保しながら、市場の急な変化にも対応できるように準備を進めています。
2025年2月の日本経済と今後の展望
2月の日本経済は、トランプ大統領の追加関税政策や、世界経済の不安定な動きの影響を強く受けました。特に、自動車産業をはじめとする輸出関連の企業には大きな影響があり、株価の変動が激しくなりました。市場全体の警戒感も高まっており、多くの投資家が慎重な姿勢を取っている印象を受けます。
また、国際情勢の変化や地政学リスクの高まりによって、今後の経済の方向性が大きく左右される可能性があります。市場の先行きを正確に読むことは難しいですが、情報をしっかりと分析し、冷静な判断をすることが求められます。
総括:FIRE生活の中での資産運用のポイント
全体的に見ると、2月は臨時収入があったことでお金の流れはプラスでしたが、投資の結果はまちまちでした。こうした相場の変動はFIRE生活の中でも避けられないものであり、いかに冷静に対応できるかが重要だと感じています。
資産の動きを細かくチェックしながら、安全資産の大切さや、個別株の可能性を再確認することができた月でした。市場が不安定なときこそ、長期的な視点を持ち、無理のない範囲で投資を続けていくことが重要です。これからも市場の動きを注視しながら、安定した資産運用を心がけ、将来的な経済回復に備えていきたいと考えています。
また、支出管理の面でも、適切なコントロールができていることを確認できたのは良かった点です。無駄を省きながらも、必要な支出はしっかりと確保し、メリハリのあるお金の使い方を意識していきたいと思います。
今後も市場の変動を注意深く見ながら、柔軟に対応していくことで、FIRE生活を安定したものにしていきたいです。