アーリーリタイアしたら運動不足になる?その脱出法は?

FIRE生活

はじめに

アーリーリタイアすると、仕事から解放されて自由な時間が増えますが、運動不足になりがちです。仕事をしていた頃は、通勤や業務の合間に自然と体を動かしていましたが、リタイア後は意識的に運動を取り入れないと、総活動量が大幅に減少してしまいます。運動不足は体調やメンタル面にも影響を及ぼしやすいため、意識して運動を習慣化することが重要です。

私自身、ウォーキングを習慣にしていますが、それでも仕事をしていた頃に比べると運動量が落ちたことを実感しています。

そこで、日々の散歩を通じて感じる身近なスポーツ環境や、運動を続ける上での課題をもとに、アーリーリタイア生活者としてどのように健康を維持できるかについて考えてみたいと思います。

アーリーリタイア生活者と運動不足の現実

アーリーリタイアを迎えると、日々の総活動量が急激に低下してしまいがちです。これまでは、特に意識しなくても通勤や仕事中の移動で自然と歩数が増え、体全体を動かす習慣が根付いていました。そのため自分でも気がつかないうちに健康を保っていたと側面があります。特に都市部で満員電車を利用して通勤をされていた方は、朝晩の通勤や帰宅だけでもかなりの運動量だったはずです。

私自身、仕事をしていた頃の歩数をスマホで計測してみたところ、なんと平均で1日およそ3万歩弱歩いていました。しかし、退職後は時間に余裕ができる一方で、家で過ごす時間が増えることで、座っている時間が長くなり、運動不足になりがちです。運動の機会を自ら作り出さなければならず、体力維持やストレス発散が難しくなると感じています。

アーリーリタイア生活を始めた今、習慣的に散歩やウォーキングをしていますが、それでも1日で1万歩から1万3千歩程度です。少しぐらい運動した気になっていても、仕事をしていた頃と比べると運動量はどうしても落ちてしまいます。特に、毎日の生活リズムが変わることで、運動習慣が途切れやすくなる現状に直面し、健康管理への意識がより一層求められていると考えています。

散歩中に感じる身近なスポーツ環境

ウォーキングをしていると、ジョギングを楽しむ人や、公園でラジオ体操をする高齢者、グラウンドで部活動に励む中高生、ゲートボールを楽しむシニア層など、様々なスポーツに取り組む姿を目にします。特に私が日頃散歩を楽しんでいると目につくのが、近隣に点在するテニスコートやテニススクールです。日によってどの方向へ散歩に出ても、数多くのテニス施設が存在し、日中には中高年の方々が元気に楽しむ姿をよくみかけます。

この光景を目の当たりにすると、テニスは体力や技術の差に合わせて比較的運動強度を調整しやすいスポーツであり、楽しみながら健康を維持する手段として優れているのだなと感じます。このような光景を目にすると、自分自身もウォーキング以外の運動を取り入れてみたくなります。

運動の選択と仲間づくりの課題

各年代によって運動環境は大きく異なります。学生であれば地域のクラブ活動や部活動を通じて、自然と仲間が集まりやすくグループで運動する環境が整っております。また、定年を迎えた世代の場合、日中に地域の同年代の方々が集まりやすいため、チームでのスポーツや健康体操といった運動が比較的容易に実現できる傾向が見受けられます。

しかし、アーリーリタイア生活者は、同年代の多くがまだ仕事や家庭の事情で忙しい人が多く、運動仲間を見つけにくいという課題があります。また、アーリーリタイアした人の中には、組織に縛られたくないという理由で会社を辞めた人も多いため、地域のクラブ活動などに参加するのを億劫に感じることもあるでしょう。

私自身も、グループスポーツには興味があっても、仲間を集めるのが難しく、結果的に一人でできる運動に偏りがちです。

ウォーキングだけではもったいない!その他の運動の魅力

ウォーキングやジョギングは、一人でも始めやすく、特別な道具が不要なため、アーリーリタイア生活者にとって非常に取り入れやすい運動です。実際に私も日常的に行っており、心身ともにリフレッシュすることができます。ただ、他の運動にもそれぞれ魅力があります。例えば上で話題にしたテニスは俊敏性やフットワークを鍛えられ、ウォーキングやジョギングのように一定の動きを続けるというよりも、臨機応変に体を使ってボールを打ち合うため、より体のコントロール能力も磨かれそうです。ゲーム的な要素もあるため、より楽しみながら続けやすいでしょう。しかし、場所や道具、人数といった制約があるため、気軽に始めるのが難しい面もあります。

ダンスやエアロビクスは音楽に合わせて体を動かすことで、リズム感を養いながら有酸素運動ができます。グループレッスンに参加すれば、仲間との交流も楽しめます。

こうした運動は、それぞれに異なる魅力があり、ウォーキングやジョギングだけでは得られない楽しさがあります。

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もっと運動を楽しむために

ウォーキングやジョギングに加え、ヨガやピラティス、筋力トレーニングといった運動も、一人でもできる運動として取り入れやすく、運動の幅を広げられます。

また、私がお勧めだと思うのは軽登山、いわゆるハイキングです。実際に登る日だけで無く、登る計画を立てるだけでも楽しいですし、普段のウォーキングがそのためのトレーニングという意味合いも出てきてよりモチベーションが上がるでしょう。また、1人でも2人でもそれ以上でも楽しめるので、気の置けない仲間と都合が合えば、その時は仲間を誘って楽しむとこともできます。私が数年前に初めて挑戦した高尾山の登山は、初心者向けのコースでしたが、しっかりとした運動効果とともに自然の美しさも満喫でき、とても充実した体験となりました。登山やハイキングは、急な勾配や不慣れな道によるリスクが伴うため、無理のないペースで安全に行うことが求められますが、その分、普段の運動とは一味違った達成感やリフレッシュ効果を得られると感じています。

自分に合った運動を見つけよう

アーリーリタイア生活では、意識的に運動を取り入れないと、自然と体を動かす機会が減ってしまいます。ウォーキングやジョギングは手軽で続けやすい運動ですが、色々な運動に挑戦することで、より楽しく健康を維持できると思います。

せっかく手に入れた自由な時間です。自分に合った運動を見つけ楽しく健康を手に入れて、めいっぱい楽しみたいですね。

 

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