FIRE生活をもっと豊かにする散歩やウォーキングの魅力とは?私の20年以上の実体験を交えて語る

散歩・ウォーキング

「趣味は何?」 そう聞かれると、私は「散歩」と答えています。まだ私が20代だった頃からです。当時は、散歩が趣味だと言うと「年寄り臭い」と笑われることもありました。しかし、それでも私は散歩を続けていました。その楽しさを知っていたからです。そして近年では、散歩やウォーキングを趣味にする若い人たちも増えてきています。健康志向や自然を楽しむライフスタイルが広まり、散歩の魅力が再評価されているのでしょう。そして今、FIRE生活を始めたことで、改めてこの趣味の魅力を感じています。

散歩やウォーキングは、FIRE生活を送る中でぜひ取り入れたい生活習慣の一つです。このシンプルな活動には、健康面や精神面のメリットが多くあるだけでなく、自分自身を豊かにする多くの魅力が詰まっています。ここでは、一般的に語られる散歩とウォーキングの魅力に加え、、私自身が20年以上続けてきた経験からも魅力をご紹介します。

一般的に語られている散歩やウォーキングの魅力

健康への効果

散歩やウォーキングは、心肺機能を高めたり筋力を強化したりする効果があります。定期的に歩くことで運動不足を解消し、体重管理にも役立ちます。また、ストレスを軽減し、気分を安定させる効果があるため、メンタルヘルスの向上にもつながります。

自然とのふれあい

散歩をすることで季節の移り変わりや自然の美しさを感じることができます。緑の多い場所でのウォーキングは心身をリフレッシュさせ、癒やし効果が抜群です。特に、自然が多い公園や川沿いの道はおすすめです。

経済的で手軽に始められる

散歩やウォーキングは特別な道具を必要とせず、運動靴さえあればすぐに始められる手軽な趣味です。費用がほとんどかからないため、経済的な負担も少なく続けやすい点が大きな魅力です。

生活リズムを整える

特に朝の散歩は、日中の活動を活発にし、夜の睡眠の質を向上させる効果があります。規則的な散歩の習慣は生活リズムを整える助けとなり、FIRE生活の中で心地よい一日のスタートを切る手助けになります。

ベテランウォーカーの私が感じる散歩とウォーキングの楽しさ

私が歩き始めたきっかけ

私がウォーキングを始めたのは、今から20年以上前のことです。当時は、運動効果を期待して歩き始めました。そのころ私は、毎朝ひざの痛みに悩まされていました。仕事を始めると必ず痛みが現れるのですが、ある程度体を動かして温まってくると、痛みが消えることに気づいていました。

そこで、「仕事を始める前に痛みを和らげてしまおう」と考え、朝の通勤に徒歩を取り入れることにしました。実際に歩いてみると、通勤中に痛みが出るものの、仕事を始める頃には痛みが引き、仕事に支障が出ることがなくなりました。

しばらくこの習慣を続けていると、ある日ふと気がつきました。「あれ?最近ひざが痛くならないな。」おそらく、歩くという適度な運動を継続したことで、ひざ周りの筋肉が鍛えられ、ひざへの負担が軽減されたのだと思います。この経験を通じて、歩くことの健康効果を実感しました。

それ以来、休日にもウォーキングを取り入れるようになりました。当時は目標の距離や歩数を設定し、どれくらいの時間で達成できるかを時計を見ながらハイペースで歩いていました。次第にその楽しさに惹かれ、ウォーキングを続けるようになりました。

外の空気に触れ、景色を眺めながら歩くことで気分転換ができ、長距離の運動も苦にならず楽しめました。このようにして、ウォーキングは私の生活の大切な一部となったのです。

体が歩くために整っていく

歩くことを続けていると、歩くための体が自然に整っていきました。一度に長い距離を歩いても疲れを感じることが少なくなり、歩くことそのものが楽しいと感じるようになりました。休日に片道3時間をかけて歩き、海を見に行ったこともあります。朝早く出かけ、海を眺めながら食べる朝食は格別の美味しさでした。

しかしここ最近、仕事の多忙さから散歩やウォーキングにもあまり時間をとれず、体もなまってしまいました。現在、FIRE生活を始めたことで再び本格的に再開し、体作りをしている最中です。その中で再確認したことは、歩くことそのものが自分の心を調え、大切な時間であるということです。

新しい発見の楽しさ

長年歩いていると、歩きなれた道から枝分かれする未知の道に心惹かれるようになります。この先はどうなっているのだろう?新たな刺激を求めて普段通らない道に足を踏み入れると、これまで知らなかった景色や場所に出会うことができます。そして、その道の先が再び自分の知っている道につながり、新たな道が自分中で地図としてつながっていく感覚は、小さな冒険のようで毎回ワクワクします。

人とのふれあい

歩いていると、知らない人と笑顔を交わしたり挨拶をしたりすることがあります。おそらく歩くことでいわゆる「幸せホルモン」が分泌され、他社とのコミュニケーションにも心が寛容になっているのだと思います。相手の方がよほど常識外れであったり横柄な態度の人間でない限り、老若男女どんな人であろうと大抵は気持ちよく接することができます。そうすると、相手の方にもそれが伝わるのか、全く面識のない相手であるにもかかわらずお互い笑顔になる。この何気ないやり取りがとても心温まるもので、更に幸せな気持ちになります。特に、自然の中での散歩は心が穏やかになるため、相手にもその穏やかさが伝わりやすいのかもしれません。

散歩コースのバリエーション

自然豊かな道、住宅街、繁華街など、その日の気分に合わせてコースを選ぶのも楽しみの一つです。自然が豊かな道では四季折々の景色が楽しめ、住宅街ではその地域ならではの生活の雰囲気が感じられます。繁華街では、平日の昼間の人々の様子を観察するのも面白いものです。また、季節ごとの植物や花々を探しながら歩くことも、新しい発見につながります。これらの多様なコースは、散歩を飽きることのないアクティビティにしてくれるのです。

散歩中のアイデアと心の整理

散歩をしていると、不思議とさまざまなアイデアが湧いてくることがあります。歩くリズムや自然の中での静けさが、頭の中をクリアにしてくれるのかもしれません。これにより、普段の生活で抱えている悩みや問題に新しい視点を見つけたり、解決のヒントを得られることがあります。また、心の中で整理される感覚はとても心地よく、自分自身と向き合う時間にもなります。

精神的なリフレッシュ

歩くことで、日々の小さなストレスや不安が和らぎ、穏やかな気持ちを取り戻すことができます。最近では鬱予防にも非常に効果があると言われています。散歩やウォーキングが現代社会において重要な役割を果たす理由の一つです。自分のペースで歩きながら深呼吸を繰り返すことで、心身のバランスを取り戻しやすくなるのです。私自身、会社員時代の多忙な仕事の中でも朝晩の通勤や帰宅も徒歩を取り入れることで心のバランスをとっていました。朝は会社に着くまでに心身をリラックスさせ、パフォーマンスを引き出せる状態にしてくれます。夜は仕事を終えて家に着くまでの間に心の整理をして、極力ストレスを翌日に持ち越さないようにしました。

散歩やウォーキングをFIRE生活に取り入れるメリット

FIRE生活では、自由な時間が増える一方で運動不足や社会からの孤立感に陥りやすい傾向があるといいます。散歩やウォーキングを習慣化することで健康を保ち、精神的な安定を得ることができます。また、新しい発見や人との触れ合いが生活に彩りを加えてくれるため、FIRE生活の中での満足度をさらに高めることができるでしょう。

さらに、散歩は一人で楽しむだけでなく、家族や友人と一緒に過ごす時間を増やす手段にもなります。共通の趣味を持つことで会話が弾み、新たな絆を築くきっかけにもなるでしょう。

散歩やウォーキングは、特別なスキルや設備を必要とせず、誰にでも始められるシンプルな趣味です。それでいて、身体的にも精神的にも多くのメリットをもたらしてくれる奥深い趣味でもあります。FIRE生活をより充実させるために、散歩やウォーキングを取り入れてみませんか?その一歩が、あなたの人生をさらに豊かにしてくれるかもしれません。

 

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