サイゼリアがくれるちょうど良い日常

FIRE生活

今日は朝食後に一服し、エクササイズをしてしっかり汗を流しました。シャワーを浴びてすっきりした気分になった後、両親を連れて駅前へ向かいました。

当初は区役所に行く予定でしたが、父から所要に付き合って欲しいと言われ、予定を変更して家族との時間を大切にすることにしました。

あらかたの用事を済ませると昼を回っていたため、外でお昼をいただくことに。お店は、両親が選んだサイゼリヤでした。

低価格で手軽に食事が楽しめるサイゼリヤは、若者からファミリー層だけでなく、高齢者にも支持されているとよく聞きます。今日のランチを通じて、私はその理由を改めて感じることができました。

席についてメニューを眺めながら、ふと自分の食事の変化に気が付きました。若い頃は、サイゼリヤのメニューは一品一品の量が少ないと感じ、メインでドリアとピザなど複数を選び、さらに副菜をいくつか合わせる、という楽しみ方をしていました。一品一品はリーズナブルですが、ある程度お腹を満たそうと思えば、それなりの金額にはなりました。

しかし、40歳を過ぎた頃から食べる量がだんだん少なくなり、この日もメイン1品、副菜1品で十分と感じました。サイゼリヤの料理は、若い頃には物足りなさを感じるかもしれませんが、加齢とともに食欲が落ちる人にとっては「ちょうど良い」量なのだと改めて実感しました。一品ずつの量が控えめで低価格なため、各々の食欲に応じて無駄なく必要な分だけを低コストで楽しめる。だからこそ、高齢者から「これならちょうど良い」と支持されるのだろうと思いました。

食事の後は、20分ほどぶらぶらとウィンドウショッピングをし、帰り道は母の希望で一緒に歩いて帰ることに。私ひとりならば20分ほどの距離ですが、途中でベンチに腰を下ろしながら、のんびりと50分ほどかけて帰宅しました。

その後、夕飯の買い物を済ませ、自宅に戻って昼寝。午前中はアクティブに体を動かし、午後はのんびりと過ごすという、バランスの取れた一日となりました。

今日のランチで改めて感じたのは、サイゼリヤが高齢者にとって、家計を気にしながらも外でゆったりと過ごせる場所として魅力的であることです。

量のちょうど良さや低価格な料理だけでなく、同じく低価格のワインやドリンクバーもあり、エアコンの効いた快適な環境やアクセスの良さも手伝って、非常にのんびりと楽しむことができます。そのような魅力から、たまに外食を楽しむ場所というよりも、日常的に世の中とつながり、生活を楽しむ場所という役割を果たしているように感じました。

私の母も普段は散歩を億劫がるのですが、この日はランチに誘って連れ出したことで、帰り道も「歩きたい」という気持ちになったのだと思います。

ありがとう、サイゼリヤ。



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