アーリーリタイヤ生活スタート後の時間の使い方と課題

FIRE生活

アーリーリタイヤがもたらす“無限の自由”

アーリーリタイヤを果たすと、会社勤めの煩わしさから解放され、無限の自由を与えられるようになります。朝の目覚めも自分次第、好きな時間に起き、好きなことに没頭できる―まさに夢のような生活です。しかし、自由とはとても気まぐれで、手に余るものでもあります。何をしてもいいし、何もしなくてもいい。選択肢は無限に広がっています。極端に言えば、毎日ただ寝て過ごすことも可能です。そんな状況でどのように生きていくのか。私のリタイア後の時間との向き合い方を紹介したいと思います。

自由な日常に何を選択するか

私のリタイア生活の日常は淡々としています。興味を引かれた場所へふらっと出かけたり、人からの頼まれごとを引き受けたり、家の掃除に熱中したり。刺激的な出来事は少ないけれど、それでいいのです。特別な予定がなくても、誰にも邪魔されることなく、自分のペースで生きていける、そんな日常にこそ、大きな魅力があるのです。ただ、何もせずダラダラと過ごすと「やりたいことができなかった」と感じることもあります。特別ではない日々をどのように過ごすかが重要になってきます。

週休二日制で暮らしにリズムを

自由すぎる生活は、時に無為な時間に流れてしまう危険性があります。そこで、私は自らに「週休2日制」を課しています。もちろん、これは会社のそれとはまるで違います。私の週休2日制は、気まぐれで成り立っています。週に2日を「休日」とし、ウォーキングや筋トレといったルーティンを「平日」にこなす。「休日」は気ままに過ごす。ただし、休日でも気が向いたらルーティンをこなすし、平日でも怠けることはあります。これらのルーティンも、基本的には自分がやりたいと思っていることなので、「休日」にも行うことは良くある事です。天候や体調、気分によって計画が変わることもあります。「平日」にウォーキングを休んでも、それを他の日でカバーすれば問題なしと考えています。あまりにもルーティンに縛られ、「必ずやらなければ」という義務感に縛られるのは避けたいものです。せっかくのリタイア生活の魅力が薄れてしまいます。そういった自由な選択ができることこそが、リタイア生活の醍醐味ではないでしょうか。計画性と柔軟性の両立こそが、充実したリタイア生活の鍵だと感じています。

ダイエットとという目的と運動習慣

現在の私の日常には、健康維持と理想の体型を目指すためのダイエットがテーマとしてあります。具体的には、筋トレとウォーキングを習慣にしています。ウォーキングは1回あたり1~2時間、筋トレは30分程度を目安に実施。準備時間も含めると、運動には1日2~2.5時間を費やします。自由な時間があるからこそ、やりたいと思うことにしっかり取り組めるのですが、運動に没頭しすぎると他のことが後回しになってしまうのも現実です。

一日の限られた時間をどう使う?

充実感のあるルーティンに没頭すると、時間があっという間に過ぎてしまいます。やりたいことはたくさんあるのに、後回しにしてしまい、1日が短く感じることもしばしば。もちろん、時間を忘れて何かに夢中になれるのは素晴らしいことですが、意識的に区切りをつけ、何もしない時間を作ることも重要だと考えています。

これは、会社員時代にはなかった贅沢な悩みです。あの頃は仕事に追われ、やりたいことに手が届く余裕などほとんどなかった。しかし、今は自由すぎるからこそ、「やりたいことに没頭しすぎる」ことで、別の意味で時間に追われるという新たな課題を抱えています。

メリハリをつけて有意義な時間に

例えば、最近では、ブログ執筆にも時間を忘れて没頭することが増えました。書くことは楽しいし、書き始めると止まらなくなる。気づけば数時間が経過し、気づけば日が暮れている。でも、すべての時間をブログに費やしてしまうのも何か違う気がする。自由な時間があるからこそ、意識的に「何もしない時間」を作りたいと思ってしまいます。窓の外をぼんやり眺めたり、音楽を聴いたり。ただそこにある時間を、ただ受け入れる。それもまた、大切なことだと思います。

自分らしく、自由を謳歌するリタイア生活へ

アーリーリタイヤ生活を始めると、会社で働いていた頃には考えられなかったほどの自由な時間が手に入ります。好きなことを好きなだけできるのはとても魅力的で、でも、その自由を楽しみながら、充実した毎日を送るためには、ある程度のルールを決めつつも、柔軟に過ごす工夫が必要になります。

しかし、実際のところ、自由な時間がたくさんあるからこそ、つい夢中になりすぎて、気づけばあっという間に時間が過ぎてしまう。1日の終わりに、『もう少し計画的に使えたかもしれないな』と感じることもある。これが、今の私が抱えている大きな課題です。

平日と休日をうまく使い分けながら、好きなことに没頭し、時には何もせずにぼんやりと過ごす。そのバランスを見つけることが、僕のリタイア生活においての。贅沢な悩みなのです。


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